流鉄5000系「あかぎ」 ラストラン(前編)

 2025年9月14日(日)、赤い車体に白色の帯をまとった流鉄5000系あかぎ号のラストランが行われた。同車両は元々西武鉄道で101系として走っており、2012年に流鉄に譲渡された。

 既に西武鉄道で30年以上も走っていた車両を譲り受けたのもあり、老朽化が目立つようになったのか、今年2025年にJR東海から211系を譲り受け、この車両で現行の流鉄5000系を置き換えることが正式に発表された。

 ラストランの様子を紹介していく。

 特別HMがつけられていた。

 また、いつもは「ワンマン」と書かれている幕が表示されている箇所に「最終運転日」と書かれている幕が表示されていた。

 反対側(流山側)は別のHMが掲げられていた。

 幕は「借別」の表示になっていた。

車内はあかぎ号の写真が数多く掲示されていた。

流鉄社員の思い出のメッセージも掲示されていて、これまで愛されてきた車両なんだと思った。

撮影地に移動するために、隣の幸谷駅まで乗車した。

何回も見送ってきた車両の最終運行日、駅員さんは何を思うだろうか?

多くの人が行き交う街を走ってきた

そんな日常に別れを告げるのがこの日だった

折り返しの流山行きは王道の面縦で

撮り鉄を始めた当初、西武101系の前パンをひたすら撮影していたのを思い出し、懐かしいなと思った。

撮影後は流山駅に移動

「三島」の幕を出している211系が留置されていた

世代交代を感じさせる1枚になった。

あかぎのHMや写真が駅員室の窓に掲示されており、流山駅に入線するあかぎ号と絡めて撮影した。

逆側のもう一つのHMを面縦で撮影する狙いだったが、このタイミングで2つのHMの装着位置を入れ替えたため、同じデザインのHMを撮影することになった。

また、「借別」の幕の色が赤色に変わっていた。

なんか見覚えがある光景だなと思ったら、西武の種別幕の色を真似ていることに気が付いた。幸谷駅付近で面縦で撮った時は黒っぽい青色の幕になっていて、おそらく西武の通勤準急の幕の色を再現したものである。

(まぁいまとなっては西武池袋線に幕車は走らなくなり、通勤準急の色は群青色になったが)

沿線を散策し、コスモスが咲いているのを発見した。

木が並ぶところを走る姿を上から撮影できる場所があったので、そこで撮影した。住宅街だけど自然豊かな場所を走るという流鉄らしい風景を最後に記録することができた。

この後は流山駅に戻り、あかぎ号引退式を見に行ったが、記事が少し長くなったので一旦ここまでを前編として一区切り入れることにする。

後編では引退式の様子を紹介していく。記事ができ次第、下のスペースにリンクを貼る。


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