最後まで残った2000系初期車、2417Fと2419Fが6月16日に武蔵丘車両基地に入場し運用を離脱した。
そして7月4日に武蔵丘車両基地を出場し、小手指車両基地に留置された状態が続いている。池袋線の車両基地に2000系初期車が留置されているのは珍しいということで、撮影しにいった。


順光になっていたこともあり、現地はプチ撮影会の雰囲気だった。

大きな雲が出て、いかにも夏らしい風景だなぁ…と思ったり。

池袋線の車庫にいるという感じを出せればなと思っていたところ、
奥の30000系が「急行 池袋」の表示を出していたのでそれと一緒に撮影。
周りに留置されているのは大体40000系、30000系、6000系のどれか…
もう池袋線にはほとんど2000系が在籍していない状態なので、2000系の黄色い車体は一際目立っていた。
去年近江に譲渡される前に小手指に留置されていた2451F+2453Fと同じ場所に2417F+2419Fが留置されていてネット上では近江に行くのでは?という噂が広がっている。
この噂が本当かどうかは分からないが、去年の10月に2451F+2453Fが近江に行く前の光景を思い出し、「もう西武線を離れるのかもな…」と感じずにはいられなかった。

※近江甲種の前に撮影した2451F+2453F
自分は池袋線沿線で育ったこともあり、幼少期に家族とともに西武線の新宿線・拝島線・国分寺線方面へ出かけた際、2000系初期車に遭遇すると、自分がいつも見ていた西武線の様子にワクワクした。これは今でも記憶に残る思い出のひとつである。
今でこそ自由に足を運ぶことができるが、小学生の頃までは遠出が難しく、2000系初期車を見る機会は限られていた。
中学生になると、自転車で新宿線沿線を巡り、写真撮影をよく行っていた。当時は101系を追いかけていたが、その車両を待つ間にも、車両数が多かった2000系初期車を頻繁に撮影していた。
振り返れば、2000系初期車は自分が鉄道を好きになり、鉄道写真を趣味とするようになったきっかけのひとつの車両だ。
そのような車両が長年走り続けてきた西武線を離れると聞くと、やはり寂しさを感じる。いつかはこの時が来ることは理解していたが、それでも感情が動いてしまう。
もし噂通り、近江鉄道へ譲渡されるのであれば、場所は異なるものの再びその走行する姿を見ることができるのは嬉しい。新天地で活躍する姿をぜひこの目で見届けたい。
今はただ、その噂が真実であることを願うばかりである。
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